家での生活に慣れる大切な時期です。必要なとき以外は静かに寝ていられるよう環境を整えてあげましょう。
お部屋
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- 空気の入れ替えはこまめにしましょう。
- 冷暖房器具の風が直接赤ちゃんにあたらないようにしましょう。
(クーラーを使うときは、外気温度との差を5度以内に調節しましょう)
- 日当たりの良い、人の出入りの少ない静かな部屋を選びましょう。
- 掃除は埃をたてないようにしましょう。
(赤ちゃんは別室に移して行います)
寝具
- 敷布団は、赤ちゃんの姿勢を良くするために少し硬めのものがよいでしょう。
- 枕は使用しません。(使用する場合、タオル4つ折り程度でよい)
- 寝具は度々日光にあて、カバーは度々洗濯をして清潔に保ちましょう。
衣服
- やわらかくて、吸湿性が良く、色の薄い、ゆったりとしたものが良いでしょう。(ナイロン製は避けましょう)
- 衣服は、一度洗濯したものを用意しておきましょう。
- 衣服・おむつの洗濯はすすぎを十分にして下さい。(かぶれの原因になります)日光でよく乾燥して下さい。不十分な時は、アイロンをかけてよく乾燥させます。
- 常に薄着の習慣をつけましょう。
- 1.沐浴
- 赤ちゃんに特に変わったことがなければ、毎日おふろに入れてあげましょう。
- 2. おしり
- おしりはおむつを換える時、便を綺麗に拭き取りただれを予防します。こまめに換えてあげましょう。
- 3. 爪
- 爪は時々つみ、伸ばさないようにしましょう。
- 4. おへそ
- おへそは取れるまで、入浴後消毒して下さい。取れた時は、入浴後タオル等で水気をよく拭き取ってください。 (取れた時・ジクジクする時・出血が続く時は当院に電話後、手当てを受けに来て下さい)
- 4. おむつ
- 布おむつの場合、おへそにおむつがかからないように当てましょう。
赤ちゃんの栄養はなんといっても母乳が一番です。 やむをえない場合は別ですが、出が少ないからと言って諦めず、出来るだけ母乳で育てましょう。
授乳方法 | ●授乳前後は、よく手を洗いましょう ●お母さんも赤ちゃんも疲れない姿勢を心掛けます。 ●お母さんのちょっとした緊張も、赤ちゃんに敏感に伝わります。ゆったりとした気持ちで授乳しましょう。 ●授乳の間隔は、生後1ヶ月間は3~4時間毎で、1日6~8回が目安です。
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母乳不足の見分け方 | ●授乳時間が長くなる(30分以上乳首を離さない) ●授乳間隔が短い(授乳後1~2時間以内でまた欲しがる) ●赤ちゃんの眠りが浅く、機嫌が悪い ●便の回数や量が少なくなる ●体重の増え方が悪い(太り具合が悪い) |
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ミルク | ●毎回母乳を与えた後、不足分はミルクで補います。 ●ミルクは濃すぎたり薄すぎたりしないよう、正確に作ります。 ●毎回新鮮なものを与え、飲み残しは与えてはいけません。(搾母乳でも同様です) |
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哺乳ビンの 消毒 |
●初めて使用する時は必ず消毒をしましょう。 ●使用後はすぐ水洗いします。 哺乳ビン専用の洗浄器具を使い、一般食器とは別に丁寧に洗いましょう。 洗浄後は一度熱湯を通し、その後よく乾かしておく事が大切です。 ●哺乳ビン専用の収納フード又はバットを用意しましょう。 |
異常が無くても、産まれた日から約1ヶ月後に必ず受診をしてください。 お越しの際は、必ず母子手帳と保険証をご持参下さい。
赤ちゃん
- 近くの小児科をかかりつけ(ホームドクター)として決め受診してください。発熱など異常がある時は、早く専門医に受診してください。
お母さん
- 当院に受診されてください。下記のような症状があった時は、早めに受診してください。
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- 発熱
- お乳にしこりができたり、赤くなって痛んだりした時
- 膀胱炎の症状がある。(排尿にたびたび行く、排尿痛がある、残尿感がある)
- 悪露の量が多く、血液のかたまりが出る
- 頭痛、めまい、むくみなどがある